2012年06月02日

車の個人売買その3(番外編)


アメリカ最後の数日はレンタカーを借りて過ごした。本来ならその前にはすでに私の車はSくんに売り払っていたはずなのだが、超がつく初心者ドライバーであるSくんは、まだしばらく乗る勇気がないから最後の日まで車を使っててくれと言うので、結局レンタカーと自分の車の2台持ちで過ごし、プチ引越しなどには役立った。

いよいよ明日にはステイトカレッジをたちニューヨークへ向かうという出発の前夜になって、無事にSくんに車を届け、さあ滞在先に戻ろうとレンタカーを走らせていたところ、どうも前が見えにくいなと思ったら無灯火でレンタカーを走らせていたことに気が付き、ヘッドライトを慌てて付けた。ふとバックミラーを見るとパトカーらしき車が後ろをぴったりと尾けているのが見えた。その瞬間、こちらの視線に気付いたようにその車のパトランプが少しだけ回転したような気がした途端、目も開けていられないような眩しい光がピンポイントでバックミラーに差し込まれた。

慌ててサイドミラーで後方を確認しようとすると、サイドミラーにも同じような目くらまし光線が注がれていて何も見えない。後ろにいるのがパトカーかどうかはまだちゃんと視認していないのだけど、こんな芸当ができるのはきっとパトカーだろうし、アメリカのパトカーにはオモロイ機能が搭載されとるなぁ等と思いながら、車を路肩に寄せた。

映画かドラマかで見たままに、両手をちゃんとハンドルの上に置いて、警官が後ろのパトカー(だと思われる車)から降りてくるのを待った。

車から降りてきたのはやはり警官だった。

「ハ〜イ、君たちはどこからきたんだい?」

条件反射的に、「日本だよ」と答える。

「イヤイヤ、そうじゃなくて、今日ここに来るまではどこにいってたんだい?」

「あぁ、友達の家」

「これからどこに行くんダイ?」

「ん、あぁ、ホテルに帰るんだよ(本当は別の友達の家だが…)。」

ここで間髪を入れず、友達の家に車を引き渡しにいったこと、だから今レンタカーに乗っていてこれからホテルに帰り、明日には日本に帰ってしまうこと(本当はニューヨークで3日ほど遊んでから帰るのだが…)などを聞かれるよりも前に言い切った。

「ソ〜ゥなのかい。よかったね。でもこの車、ヘッドライトが点いてないよね?」

「そうだったんだけど、でもちょうど今さっき点けたぜぇ!」

「だよね〜知ってるぜェ!」

「このレンタカー、ヘッドライトのスイッチの位置が訳わからんところにあるんだよ。でももうスイッチのボタン、発見したぜ!」

「そうか!じゃあYouはこの先はもう大丈夫だな!?」

「大丈夫っす!」

「ヨシ!じゃあ行け!」

……


って感じで無灯火運転は許してもらえた。。

アメリカに来て4年間、駐禁を1回だけ切られたことはあるけど、スピード違反等で警察官のお世話になったことはなく、最後の最後の晩に、やっちゃたかと思ったけど、陽気に「帰国前夜感」をアピールしたところ、事なきを得ました。会話終盤の絶妙のタイミングで娘がぐずりだしたのにも助けられた。しかし、パトカーにはあんな目くらまし光線が搭載されていることなど、最後にして面白い体験が出来た。


posted by つか at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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