2012年08月29日

最後の晩餐(2)



当初の私の予定では、その週の木曜にニューヨークに向けて旅立つつもりだったのですが、1日ずらして金曜日にしといてよかったわけです。

しかも案の定、木曜日まで鬼のように実験をしていたので、1日伸びたおかげでラボでの最終日はゆったりと過ごせました(今までそんなだった事はいちどもありません。例えばこのように。)。

その日は、朝からBossの部屋の明かりがついていたけど、ドアは閉まっていました(これは「いま忙しい」のサインです)。

昼過ぎになっても部屋から出てくる様子はなく、1年ぶりの復帰なのに特に顔みせ的な挨拶もない。らしいと言えば彼らしいが、いよいよラボメンバーが集まりヒソヒソとしはじめ「ほんまに帰ってきとるんか?」「だれかノックして確かめてこいや」と冗談がとぶようになってきました。。

7月から新しくポスドクとしてやってきたMT君は、まだボスと会ってもいないし、挨拶くらいしておきたいということで、彼がボスの部屋へ乗り込むことになりました。

で、MT君はボスの部屋へ向かってから、思いのほかすぐに帰ってきた。聞くと、「来月から始まる新学期の授業を担当するんだけど、シラバスも何も作ってないから超ヤバイ。2時過ぎまで昼飯すら食えそうにない。午後は、Y(私のこと)と話をしなければならない。君とは明日からも毎日いつでも喋れるから今日は挨拶だけね。」とBossに言われたそうである。

いやはや、なんとも彼らしい。Bossとの初対面で緊張しているMT君をあっさりとスルーである。

逆に私のことはスルーされなくてよかった。。(されなくて当たり前なんですけどね。こっちは会うために帰国日を1日ずらしておるのだから。そのことは彼も知っていたし)

よく考えたら、4年前に私がアメリカに降り立った日に、空港まで迎えにきたBossをあっさりとスルーしてしまったわけだから、あまり人のことはツッコめないのである。


まぁとにかく、2時まではBoss部屋のドアが 1 mmも開くことはなさそうだし、昼ごはんをラボの有志メンバーでダウンタウンに食べに行く事になっていたので、ゆっくり食べられそうでよかった。

(つづく)

(はよBossと喋れよ・・・)



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2012年08月24日

最後の晩餐(1)


先月くらいから論文を書いています。そして毎日あたまから煙が出そうになっています。

新しいラボに移ってから1年以内に最初の論文を書き始めることができてよかったです。はじめからスンナリと実験結果が出始めたわけではないのですが、とにかくよかったと安堵しています。

もう帰国してから1年かぁ、、ということで、アメリカでの最後の晩餐を思い出しています。正確にはアメリカでの〜、じゃなくてペンシルベニア州立大学のラボでの最終日ってことになります。アメリカでの最終日だと日本帰国前に立ち寄ったニューヨークってことになりますので。

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アメリカでの最後の1年間は、Bossはモンタナにサバティカルに行っていたので居ませんでした。

私が8月中のどこかで日本に帰るよ、とメールしたらBossも8月中のどこかにはサバティカルを終えてラボに復帰するといいました。じゃあそれなら、すれ違いで会えなかったらなんか寂しいので最低でも1日くらいはカブるように調整しますよ、ってことになりました。

Bossは8月中旬のとある週末に向こうでのアパートを引き払い、月曜日にモンタナを車で出発して月〜火〜水と延々ドライブして帰ってくるので木曜の朝にはラボに来れるだろうといいました。でも途中で寄り道して母親に会いにいくかもしれないといってたので(寄り道といっても丸1日かかるみたいですが)、じゃあ1日余裕をみて、その週の金曜日を私のラボでの最終日に設定することにしました。

で、案の定Bossは寄り道をしたので、木曜日の深夜に家に帰り着き、私のラボでの最終日である金曜日にラボにやってきました。ほんとに1日だけカブったわけです。

(つづく)

posted by つか at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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