2011年11月19日

生物屋と化学屋


新しい所属先は、有機化学の研究室です。

最初の数日は、生物系の人間である自分としては色々とカルチャーショックを感じました。

例えば生物系のラボだと、実験に使用したビーカー等のガラス器具は、水道水で洗った後に蒸留水ですすぎます。
一方で、有機化学系のラボは、ガラス器具を洗った後は、アセトンですすぎます。
これは考えてみたら納得なんですが、生物系の自分にとっては結構なカルチャーショックでした。彼らは水が嫌いです(水が混ざっていると乾固できないから)。ジクロロメタンやアセトンを湯水のごとく使います。聞いてはいたけど、結構驚きましたね。はっきり言って、すすいでいるときには左手にアセトンかかりまくりです。

それと、生物系研究室ではエッペンドルフチューブと油性ペンが必須ですが、有機化学系ではナスフラスコと鉛筆がメインです。どちらも生物系ではほとんど見かけませんね。。。

そんなラボに赴任してきても、なんとかやっていけてるので、これまでの自分の研究漂流生活はまんざら無駄でもなかったなぁと思っています。

まぁ化学は好きなので(高校の時の成績は生物よりも化学のほうが断然良かった…)、それもあるのかもしれませんが。

よくよく考えてみたら、生物系の人間は全方位的守備範囲があって然るべきなのかな、と。

学問:その学問の習得に必要(最低限)な知識・能力、とすると

数学:数学
物理:数学と物理
化学:数学と物理と化学
生物:数学と物理と化学と生物

という具合になるのでしょうか?? 私は数学と物理が出来ませんけど!

光合成の研究をしていると、どうしても話が物理傾倒になってしまうことが多いのですが、物理で勝負しても自分は勝てないのが分かっていたので、どうせなら化学よりの生物をやりたいなと思っていたのが、ペンシルベニア州立大学の教授のもとへ行くことを選んだ理由の1つでもあります。元ボスは元々化学科の出身です。

そんなわけでアメリカに行っていた時間はまんざらでもなく、血となり肉となっているんかなぁと感じているここ1,2ヶ月です。


posted by つか at 23:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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