2009年10月31日

学会(2) 若手の会

微生物生態学会は、それほど巨大な学会ではないのですが、小さくもなく、ほどよい規模の学会だと思いました。そこでは、正規の年会が始まる前夜に「若手の会」なるものがあり、参加しました(正確には「若手交流会」でしたかね)。数名のゲストスピーカーによる発表+懇親会というものでした。主に若手研究者の親睦が目的とあって、その後の飲み会は大いに盛りあがりました。とてもよいイベントだと思いました。

年輩の教授達同士はかれこれ数十年の付き合いでしょうが、若手研究者同士はお互いに知り合いであることそうは多くありません。しかし、教授達と同じ数かそれ以上の大学院生やポスドクが、彼らのラボで実際に実験をして研究を進めているわけです。現場の若者同士で交流を深めるのはとても良いことです。我々若手研究者も、共同研究などを通して今後数十年の付き合いになる可能性は高いです。早いうちに知り合っておいたほうが、今後の研究生活の発展などを考えても良いでしょう。何より、年輩の先生陣を抜きにして若者同士で飲めるというのが良いではないですか。博士課程の大学院生やポスドクは、早急な成果が必要でありストレスも多く、とかく挫けがちです。同じ境遇の人たちと多くを語り合って刺激を与え合うのはとっても良いことです。

もっと言うと、現場の若手研究者レベルで共同研究の芽が出てくるという事も期待できます。しかし実際にそういう話になってもボスである教授達は良い顔をしないでしょうから、実際に行動に移すかどうかは別問題かもしれません。しかしそういう機会があるのは間違いなく良い事でしょう。

この「若手の会」をやるには中くらいの規模の学会がちょうどよいと思いました。規模が大きすぎるとサークルの飲み会のようになってしまって、研究(仕事)でつながっているという側面が薄れると思うので。もしくは逆に、シンポジウム部分が真剣になりすぎるきらいがあるかもしれません。植物生理学会でも実は若手の会があるようですが、私は最近になって存在を知りました。どういう感じなのか今度行ってみようかと思いますが、次に日本の学会に参加できるのはいつになることやら。。





posted by つか at 21:28| Comment(3) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月28日

学会(1)

つくばでポスドクをしていた1年目に、初めて微生物生態学会に参加しました。

基本的には、私にとってのメインの学会は、植物生理学会です。 といっても植物を使って実験しているわけではなく、微生物(光合成細菌)を使っているのですが、”微生物生理”学会というものは存在しないので、(しかたなく?)植物生理学会に参加しています。植物生理学会というのは結構大きな学会で、年会では植物に関する色々な現象ごとにセッションがあり、そのなかに「光合成」や「光合成細菌」というくくりがあるのです。

しかし、タイミングとセンセイの研究費さえ許せば微生物生態学会には参加したいと、学生時代から思っていました。生態学に関しては素人ですが、普段扱っているのは微生物だし、今後の研究のための何か新しいヒントが得られるかもしれないからです。実際に私達が普段の研究対象としているのは微生物の中で起きている光合成反応という1つの代謝ですが、周囲の環境によって反応様式は様々に変化します。さらに光合成細菌のなかには、環境に応じて光合成以外の方法で生育するものも多くいます。1つの代謝現象だけではなく、1つの生物として、ある微生物が周囲の環境・生態系に応じてどのように生きているのか、その中で光合成の果たす役割は、、というテーマで面白い成果がまとまったらいずれ微生物生態学会でも発表したいと思いますがどうなるでしょう…。 

とにかくポスドク1年目で特に発表する内容もないのに参加してみたところ、新たな知り合いができたり色々な刺激を受けて、結果的にはとても貴重な体験となりました。


それにしても、おかしなことに日本には「微生物学会」というものがありません。


「ナントカ微生物学会」というのはたくさんありますが。例えば、食品微生物学会のように。どうも、日本では微生物学は、農学や医学などの応用系とセットで語られることが多いみたいです。。本質が分からなければ応用もできないと思うのですがこれ如何に。。

微生物学会というのがあって、かつそれが微生物の生化学・生理学・生態学を網羅していたら、迷わず発表しているだろうと想像します。ちなみに国際学会では、国際原核光合成生物シンポジウムというのが3年に1回行われています。これは私個人的には参加していて最もテンションの上がる学会です。発表されているすべての内容に興味が沸くといっても過言ではなく、自分の研究分野のどセンターを扱っている学会です。そういう意味では、多くの参加者にとって微生物生態学会は彼らのどセンターなのだな、というのをあの時感じました。それが毎年できて羨ましいな、と。勉強のために参加していた私は、いくらかの寂寥感も感じました。


長くなりそうなので続きはまた後日……




posted by つか at 13:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

アメリカ人に薦める邦画…


カンバセーション・パートナーに、オススメの日本の映画があったら教えてくれ、と頼まれました。

急に言われても、北野監督と黒沢監督の作品しか浮かばなかったので、また次に会うまでの宿題にしてもらいました。よく考えたら色々思い出すだろうと。思ったのですが、なかなか浮かんできません。

皆さんの好きな邦画は何ですか? 是非教えてください。


ちなみに、
こないだのsinceかbecauseかの話の続きは、当該記事に追記しております。


posted by つか at 13:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

サッカートーナメント asユーロクラブ

結果は、1勝1敗1分けで、予選リーグ突破はなりませんでした。

3試合目のアフリカン・チームに勝てば決勝トーナメント進出でしたが、残念ながら引き分けでした。1-0からミスが絡んで1-2と逆転されましたが、2-2と追いついてチームのムードは最高でした。勝つためのあと1点が及びませんでしたが、急造チームが1つになった良い空間でした。私は後半早々にアフリカ人独特の悪質ファウルを受けて足を軽く怪我してしまったので、あとはコートの脇から応援してました。今までで一番大きな声で英語を喋ったんじゃないかというくらいサイドラインから声だしてました。自然と。良い試合だったので。

ユーロクラブのサッカーメンバーは結構たくさんいるので、2チームに分かれて出場しました。イコールに2チーム作ったわけではなく、チーム#1に上手い人がたくさんいて、チーム#2には上手いけど歳がいっているやつ+新参者+あんまり上手くないやつ、という構図。新参者の私は当然チーム#2でしたが(実力と年齢的にも#2かな…)、新参者のなかには上手い奴もいて、ちゃんと試合になってました。

ちなみにチーム#1は3位でした。

今までの週末ピックアップサッカーで顔は見たことあるけど喋ったことないやつとかたくさんいたのですが、この大会のおかげで顔と名前が一致して知り合いが増えたと思いますので、とにかく良かった良かった。(人見知りな僕ちゃんは大会を楽しみにしていた反面、緊張していたりもしたのでした。。)


posted by つか at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月24日

ネイティブスピーキング

夏休みがあけてから、カンバセーション・パートナーとの英会話/日本語会話も復活しております。

いろいろと喋っているとネイティブが気づきもしないようなことをこちらが知ってたりして面白いです。

例えば私たちは学校の英語の授業で、"Is he doing 〜?"のように主語と述語が入れ替わる出だしの疑問文の場合は、語尾のイントネーションを上げる、と習います。そして"What 〜?" や"How 〜?"のようないわゆる5W1Hで始まる疑問文は語尾は平坦なままにしなさい、と習います。

そのような話をしていると、「オイオイちょっと待ってくれよ」と彼は言いだして

What are you doing this weekend?
Are you doing ムニャムニャ this weekend?? ....などとブツブツ言った後、

「うわホンマや〜気付かんかった〜」と言って、後ろにのけぞりました。

母国語のルールなんて考えながら喋らないですもんね。日本人は「てにをは」の使い方なんていちいち考えて喋っていないわけだし(ものを書くときは別だが)。面白いですな。

あと、
Since かBecauseかで、 使い分け方や微妙なニュアンスの違いはあるかと尋ねたら、ほぼ同じだとのこと。ほとんど差はないけど、どっちがよりフォーマルでオフィシャルな言い方か尋ねると、、、、、だそうです。彼が言った答えはまた今度。みなさんも考えてみてください。

へー

ですな。

続きを読む..
posted by つか at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 米国留学(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

経県値

友達から、「経県値」というのを教えてもらいました(もしくはBIGLOBEと提携しているこちらのサイト)。経験値ではなくて「経県値」です。

ようするに日本の47都道府県のうち、どれだけ旅行したりして経験しているかということです。

以下のような点数を47都道府県ごとに計算し、加算していくようです。

経県度 評語 点数 目安とするガイドライン(最終的には自主判断)
◎ 居住 5点 住んだ(3ヶ月程度の長期滞在も含める)
○ 宿泊 4点 泊まった(夜行通過は除く)
● 訪問 3点 歩いた(泊まったことはない)
△ 接地 2点 降り立った(乗り換えやSA/PAでの休憩など)
▲ 通過 1点 通過した(鉄道、自動車による通過や船による寄港など。航空機による上空通過は除く)
× 未踏 0点 未経県(かすってもいない)

居住する、というのは特別なことなので、仮に全部の県に宿泊込みで旅行したとして、4点×47=188点というのが目安でしょうか。。

ということでやってみました。

私の結果


179点となりました。

まぁなかなかのもんでしょう。

47都道府県制覇」というエントリを書いているくらいですから、このくらいの点数はいかないと。。

このエントリでは、これまでに訪れた旅先の事について順次書いていきたいと意気込みを語っていますが、それ以来ほとんど書けていません…。言い訳をすると、旅行についてのガイドブックや印刷したものを日本に置いてきたので、詳しく書けないのです。おいおい日本に帰ったら書こうと思ってます。どのみち日本に帰ったら、ここに書くネタが減っていくような気もしていますので。。。(←心配) ちょうどいいかなと。


posted by つか at 06:55| Comment(11) | TrackBack(0) | 旅行・温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

大雪

雪が降っています。

すごい降ってます。1-2月みたい。すごい寒いです。気温は0℃付近をうろうろ。

いつも10月に冬の知らせとばかりにチラリと雪が降りますが、今回はすごく本格的。昼頃から降り始めて、いま夜中ですがまだコンコンと続いています。

土曜まで降り続ける予報。

10月でも除雪車は出動できるのだろうか。。。

しかし秋が短い。

posted by つか at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

なんじゃそりゃ、って何でもありかい。

この国で暮らしていると、「なんじゃそら」と、「何でもありか!」という事によく遭遇します。

例のケーブルテレビ・インターネットの会社にまた連絡したときの話。

今度は電話ではなくて、チャットで係の人とコンタクトしました。

事の始まりは、今月分の請求書の金額がいつもより高くなっていたこと。

詳しく言うと、高速インターネットに毎月$33払っているのだが、今月の請求が$42.95となっていた。

チャットでオペレーターに事情を告げると、「あらごめんなさい。今すぐ調べるわ」という軽快なノリの後、「月額$33というのは6ヶ月間の割引レートなので、今月から通常料金に戻ります。」とのこと。

6ヶ月? 確かにこれが割引料金だったことは思い出してきたが、去年の夏からずーとこの値段なのだけど?? 約14ヶ月も。

と伝えると、「今年の3月から割引適用されたことになっているので、6ヶ月です」とのこと。何じゃそりゃ。

まぁよい。本来よりも長い期間割引されていたのだから文句もない。

頭を切り換えて、なんか他にキャンペーン料金ないのー?と質問してみる。

「調べてみるからちょっと待ってちょうだい」

と言われ、かなり待たされる。ご丁寧に2分おきに「あと2分待ってね」の文字が並ぶ。。

10分ほど待たされたので、どうやら本気で探してくれているらしい。

そして最後に、「月額$19.99、6ヶ月間のキャンペーン料金を適用しといたわ」とのこと。

おーぃ。やったー。何でもありかー。前より安くなったー。言ってみるもんだー。

……

確か、前にCMで見たけど、$19.99って新規で申し込む人用のキャンペーンでは…?

仕事のできる係員でよかった。。


聞くところによると、水道代や電気代も事務所に行って交渉すれば安くなったりするらしい。嘘かまことか分かりませんが、もし生活に困窮したら試してみる価値はあるかもと密かに思っていますが果たして… 



posted by つか at 14:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 米国留学(生活) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月14日

オリンピック

広島と長崎がオリンピック開催地として立候補するそうで。

いや〜、素直に、応援したくなりますな。

くしくも原爆記念日や終戦記念日に日本国民であることを感じると書いたばかりです。

ポルトガル人P氏は、原爆記念日の事を知っていました。小学校のときに習って、すごく記憶に残ったそうな。8月の6日あたりに「今日は日本では休日なのか?」と突然聞いてきてびっくりしました。彼が日本で知っている都市は、Tokyoの他にはヒロシマとナガサキだけだった(発音は無茶苦茶だったが)。つまり、関西が誇る大都市、大阪・神戸は知らなくても広島長崎は知っていると。

宿舎や競技場のこと等かなり問題もありそうですが、五輪(=平和の祭典)の理念に合っているのだから、とりあえず頑張ってみればよいのではないでしょうか。。日本に税金も納めてないのに勝手なことを言ってミマシタ。

特に理念もないのに、宿舎や会場がいっぱいあって開催できるキャパシティがあるから、もう1回やって盛りあがりたいから、という理由だけ(+知事の趣味)で開催したいと言う東京よりも1万倍マシではないかと思います。ちなみに、東京五輪開催の支持率はとっても低かった(たしか20%くらい)らしいです。


ただ、核撤廃運動の波が上手くうねっていくかどうかは、北朝鮮の動向次第という面もあるのではないかと思います。北朝鮮がずっと核を持ち続けていれば、日本が非核三原則を二原則にする可能性だって大いにある、という話もあるそうなので。


先日、サッカーをしたときにブラジル人Bさんにオリンピック開催おめでとう!と言ったら、「その時は絶対にブラジルに帰るぜ!まちがいないぜ!」、と言っていました。もし開催地が東京に決まっていても、私にはあのような情熱というか喜びは沸いてこなかっただろうな、と思いました。北京オリンピックの開会式の日の、ラボの中国人達のはしゃぎっぷりと恍惚も、いまだにかなり印象に残っています。やったことのない国でやることは、それなりに何かをもたらすのだと思いました。


posted by つか at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月13日

スポーツの秋

ここのところスポーツに関するマニアックなエントリーが多いです。が、まぁしょうがない、スポーツの秋です。フットボールも開幕し、メジャーリーグもポストシーズン・マッチに突入して普段はなかなか見られないチームの試合が毎日観られてこんなに幸せなことはありません。野球の長いシーズンが終わりを迎えるときと、短いが濃いアメフトのシーズンが重なるこの時期が好きです。寒いのが難点ですが。

そんな秋に、何年ぶりかで野球の試合をしました。
先々週が日本vs韓国で、
先週末が日本vs台湾。


baseball.jpg



結果は、2連勝しました。韓国と台湾のチームはほぼ毎週練習しているにもかかわらず、急造よせあつめチームの日本が勝ってしまいました。。。張り切ってグローブを新調してみた甲斐があったかも。。

個人記録は、
1戦目:2打数1安打、1死球
2戦目:3打数1安打、1打点、1三振

だんだん慣れてきたせいで、最後の打席で大きいのを狙って見事に三振しました……

来週末はサッカーのトーナメントがあります。私はユーロ・チームの一員として参加することになります。日本チームが結成できないのは残念ですが(人数が全然足りない)、怪我しない程度に張り切ります。

posted by つか at 12:30| Comment(2) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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